妊娠後期の妊婦健診のスケジュール（例）

妊娠後期（妊娠28週0日～）の妊婦健診のスケジュールの例として以下を紹介します。

妊娠8ヵ月（妊娠28週0日～31週6日）の妊婦健診

妊娠8ヵ月（妊娠28週0日～31週6日）における妊婦健診は以下のような内容となっています。

• 健診頻度：2週間に1回
• 診察内容：問診、視診、 視診（腹部）、触診（腹部・浮腫）、内診（妊娠性変化など）、聴診（胎児心音）、視診・触診（乳房）ほか。
• 計測：体重、血圧、腹囲、子宮底長など。
• 尿検査：尿タンパク、尿糖など。
• 超音波検査：経腹的（必要時）胎児の位置・成長（BPD・FL・APD・TTD）胎盤の位置・羊水量、子宮頚管長計測（経膣）など。
• 妊娠高血圧症候群が疑われるとき：血液凝固検査・腎機能検査・肝機能検査など。
• 妊娠糖尿病が疑われるとき：糖付加試験など。

妊娠9ヵ月（妊娠32週0日～35週6日）の妊婦健診

妊娠9ヵ月（妊娠32週0日～35週6日）における妊婦健診は以下のような内容となっています。

• 健診頻度：2週間に1回
• 診察内容：問診、視診、 視診（腹部）、触診（腹部・浮腫）、内診（妊娠性変化など）、聴診（胎児心音）、視診・触診（乳房）ほか。
• 計測：体重、血圧、腹囲、子宮底長など。
• 尿検査：尿タンパク、尿糖など。
• 超音波検査：経腹的（必要時）胎児の位置・成長（BPD・FL・APD・TTD）、胎盤の位置・羊水量、子宮頚管長計測（経膣）など。
• 妊娠高血圧症候群が疑われるとき：血液凝固検査・腎機能検査・肝機能検査など。
• 妊娠糖尿病が疑われるとき：糖付加試験など。

妊娠10ヵ月（妊娠36週0日～妊娠40週6日）の妊婦健診

妊娠10ヵ月（妊娠36週0日～妊娠40週6日）における妊婦健診は以下のような内容となっています。

• 健診頻度：2週間に1回
• 診察内容：問診、視診、 視診（腹部）、触診（腹部・浮腫）、内診（妊娠性変化など）、聴診（胎児心音）、視診・触診（乳房）ほか。
• 計測：体重、血圧、腹囲、子宮底長など。
• 尿検査：尿タンパク、尿糖など。
• 超音波検査：経腹的（必要時）胎児の位置・成長（BPD・FL・APD・TTD）胎盤の位置・羊水量など。
• 子宮頚管長計測（経膣）
• 妊娠高血圧症候群が疑われるとき：血液凝固検査・腎機能検査・肝機能検査など。
• 妊娠糖尿病が疑われるとき：糖付加試験
• 膣分泌物（帯下）の培養検査：カンジダ（外陰部に痒みがあるとき）
• 羊水検査（必要時）
• 膣前庭分泌物培養検査
• B群溶血性連鎖球菌

妊娠40週6日以降のの妊婦健診

妊娠40週6日以降の妊婦健診は以下のような内容となっています。

• 健診頻度：1週間に1回（医師の指示により適宜）
• 診察内容：問診、視診（腹部・浮腫）、聴診（胎児心音）、内診（分娩兆候・子宮警官成熟度など）ほか。
• 計測：体重、血圧、腹囲、子宮底長など。
• 尿検査：尿タンパク、尿糖、尿中エストリオール（必要時）など。
• 超音波検査：経腹的（必要時）胎児の位置・成長（BPD・FL・APD・TTD）胎盤の位置・羊水量、子宮頚管長計測（経膣）など。
• ノンストレステスト（必要時）、X線骨盤計測（必要時）
• 妊娠高血圧症候群が疑われるとき：血液凝固検査・腎機能検査・肝機能検査など。
• 妊娠糖尿病が疑われるとき：糖付加試験など。