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子宮体がん

子宮体がんとは、子宮体部の内膜に発生する癌で、発生部位から子宮体癌とよばれます。組織学的には腺癌が約95%以上を占めます。
近年増加傾向にあり、現在では子宮体がん全体の30%を占めるほどになっています。
子宮体がんは40歳代から急に増加し、とくに閉経後10年間に多く、子宮体癌の約75%がこの時期に発生するとされます。

子宮体癌の症状

子宮体癌の初期には疼痛は伴わず、閉経後不正性器出血あ水溶性の帯下が主な症状です。
少量の出血の場合は、褐色から黄色帯下となり、子宮内感染を伴えば膿性となります。
がんが子宮体部を超え、骨盤内組織に浸潤するようになると疼痛が出現します。

子宮体がんの検査

子宮体がんの診断は、細胞診から始まります。
細胞診で異常が疑われれば、子宮内膜組織生検が行われがんと診断されれば進行状態を調べるためにMRI検査やCT検査などが行われます。また腫瘍マーカー検査などが追加されます。

子宮体がんの病期

子宮体がんは、一般的には手術で摘出した子宮などの病理検査により病期(進行の程度)が決定されます。
子宮体がんの病期は、がんの大きさ、広がりぐあい、リンパ節や離れた臓器への転移の有無などによってⅠ~Ⅳ期に分けられます。さらに、それぞれの期はa~cあるいはA~Bというように細かく分類されます。

子宮体がんの治療

子宮体がんの治療は、手術療法、放射線治療、化学療法、ホルモン療法を組み合わせて行われます。
子宮体がんの第一選択は手術で、一般的に子宮と両方の卵巣卵管を摘出し、がんの広がりに応じてリンパ節や大網を摘出されます。
がんの広がりに応じて、放射線療法、抗がん剤による化学療法、ホルモン療法などと組み合わせる。

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