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橋本病(慢性甲状腺炎)

橋本病(慢性甲状腺炎)は、甲状腺に炎症をおこす臓器特異性自己免疫疾患の代表的なものです。
血液検査によって甲状腺自己抗体が証明されます。
女性に圧倒的に多く、幅広い年齢にみられますが、中年女性の10人に1人はいるといわれています。

橋本病(慢性甲状腺炎)の原因

橋本病(慢性甲状腺炎)のはっきりした発症原因はわかってませんが、遺伝的素因が関係しているといわれています。

橋本病(慢性甲状腺炎)の症状

甲状腺ホルモンが不足するために新陳代謝が悪くなり様々な症状があらわれます。
橋本病(慢性甲状腺炎)の甲状腺機能低下症の症状は、甲状腺が硬く腫れ、さわるとでこぼこした感じがしますが痛みもなく、押さえても痛みはありません。
甲状腺機能が正常の場合には症状がみられませんが、甲状腺ホルモンが不足してくると顔や手足のむくみ、寒がり、体重増加、体温の低下、皮膚の乾燥、脈拍が遅くなる、便秘、声がかすれる、さらに症状が進むと浮腫み、月経異常がみられるようになります。

橋本病(慢性甲状腺炎)の検査・診

橋本病(慢性甲状腺炎)は、問診、視診により特徴的な症状の有無、家族歴により確認されます。
血液検査で抗サイログロブリン抗体、抗TPO抗体が高率に陽性となると診断され、甲状腺超音波検査によって甲状腺の組織変化をみられます。
確定診断には組織を採取し、細胞診がおこなわれます。

橋本病(慢性甲状腺炎)の治療

橋本病(慢性甲状腺炎)は、甲状腺機能が正常で甲状腺の腫れが小さければ治療の必要はなく、定期的に検査を行い経過観察となります。
甲状腺機能低下があれば甲状腺ホルモン剤服用が必要となります。

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