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医療用漢方薬と市販漢方薬の違い

漢方薬は、医療機関で診察を受けて処方してもらう方法と、漢方専門薬局で薬剤師に相談して選んでもらう方法、ドラッグストアなどで購入する方法などがあります。

市販の漢方薬と処方漢方薬の違い

処方薬でも市販薬でも名称が同じ漢方薬であれば配合されている生薬はほぼ同じです。しかし、市販の漢方薬は、成分の含有量を抑えて作られています
。 市販の漢方薬は、一般用漢方製剤承認基準によって管理されています。

一般用漢方製剤承認基準

一般用漢方製剤承認基準とは、漢方製剤に対し一般用医薬品として製造販売の承認を与える際の審査基準のことで漢方処方の名称、成分・分量、用法・用量、効能・効果からなります。現在、漢方薬には多くの種類がありますが日本で承認されたものは294処方(一般用漢方製剤)、そのうち、医療保険の適用のあるものが148処方あります。

市販の漢方薬と処方漢方薬の比較

当帰芍薬散を処市販の漢方薬と処方漢方薬の比較してみました。

ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス錠A

【効果・効能】
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り
【用法・用量】
成人(15歳以上) 1回3錠 1日3回
【成分・分量】
本品9錠中、下記の割合の当帰芍薬散エキス(1/2量)2.0gを含有する。
日局シャクヤク:2.0g
日局ソウジュツ:2.0g
日局タクシャ:2.0g
日局ブクリョウ:2.0g
日局センキュウ:1.5g
日局トウキ:1.5g
添加物として日局カルメロース、日局軽質無水ケイ酸、日局ステアリン酸マグネシウム、日局炭酸水素ナトリウムを含有します。

医薬品の当帰芍薬散(ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(23))

【効果・効能】
筋肉が一体に軟弱で疲労しやすく、腰脚の冷えやすいものの次の諸症
貧血、倦怠感、更年期障害(頭重、頭痛、めまい、肩こり等)、月経不順、月経困難、不妊症、動悸、慢性腎炎、妊娠中の諸病(浮腫、習慣性流産、痔、腹痛)、脚気、半身不随、心臓弁膜症
【用法・用量】
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割
【成分・分量】
本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.0gを含有する。
日局シャクヤク:4.0g
日局ソウジュツ:4.0g
日局タクシャ:4.0g
日局ブクリョウ:4.0g
日局センキュウ:3.0g
日局トウキ:3.0g
添加物:日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖

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