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漢方薬とは

漢方薬は、原則として2種類以上の生薬(自然界にある植物や鉱物などのうち、薬効を持つ部分を一定の法則のも)を決められた分量で組み合わせて作られたもので、漢方医学に基づいて用いる条件も細かく定められており、日本では治療効果のある医薬品として正式に認められています。

漢方薬の種類

本来の漢方薬は、基本的に漢方薬は煎じ薬の湯剤ですが、その他に散剤、丸剤、軟膏などの種類があり、現在、医療用として使われている多くの薬剤はエキス剤です。

  • 湯剤:煎じ薬のことです。煎じ薬は、漢方薬の7割ほどを占めます。
  • 散剤:生薬を細かく刻み、挽いて粉薬にしたものもです。
  • 丸剤:散剤を蜂蜜などで練り固めたものです。
  • エキス剤:生薬を煎じた液からエキス成分を抽出し製剤化したもので顆粒や細粒状があります。

漢方製剤の種類

漢方製剤には一般用漢方製剤と医療用漢方製剤の2種類があります。

一般用漢方製剤

一般用漢方製剤はOTC薬で医師の処方箋の必要がなく薬局などで買うことができます。
一般用漢方薬は、医薬用漢方製剤と比べるとエキスの割りあいが少なく、そのため効果が薄いのですがその分副作用も少なくてすみます。

医療用漢方製剤

医療用漢方製剤は医師の処方箋が必要で健康保険が適応されており、原料生薬から抽出されたエキスの全量を用いると規定されています。
医薬用漢方薬は、原料生薬から抽出されたエキスの全量を用いると規定されており、薬効は期待できますがその分、副作用を気をつける必要があります。

漢方薬の副作用

漢方薬は副作用がないと思われがちなのですが、漢方薬にも、いろいろな副作用がみられます。西洋薬と比べれば程度も軽く頻度も少ない場合がほとんどです。
たとえば、食欲がない、もたれる、熱やじんましん、下痢、便秘、動悸、不眠、尿が出にくい、むくみ、血圧が上がるなどがみられます。ごくまれに間質性肺炎などの重篤な副作用もありますので、薬の服用後に体に変わったことが起きたら、副作用のことも考え、医師・薬剤師等に相談しましょう。

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