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ホルモン充填療法(HRT)の禁忌

ホルモン充填療法(HRT)は、更年期のさまざまな不快症状や更年期障害に対して有効な治療法ですが、使用ができない方や使用にあたって注意が必要な方がいます。

ホルモン充填療法(HRT)の絶対的禁忌

ホルモン充填療法(HRT)は、更年期の症状の原因であるエストロゲン不足を補う治療法であるため、子宮体がんや乳がんの既往がある方や現在治療中の方はホルモン充填療法(HRT)のは原則的を受けることができません。
エストロゲンが肝臓で代謝される際に凝固因子が増産されるため血栓症を誘発すると考えられいるため、静脈血栓症や塞栓症、血栓症や塞栓症の既往がある方も原則的にはホルモン充填療法(HRT)を受けることができません。
重度の活動性肝疾患の方に対しては肝機能の悪化が心配されるため受けることができません。
その他に、心筋梗塞および冠動脈に動脈硬化性病変の既往のある方、脳卒中の既往のある方、原因不明の不正性器出血がある方、妊娠の可能性がある方などは受けることができません。

ホルモン充填療法(HRT)の慎重投与

ホルモン充填療法(HRT)を条件付きで投与が可能な方、受けるときに注意が必要な方は医師に相談し、十分な管理のもと治療を受ける必要があります。

  1. 卵巣がん、子宮内膜がんの既往のある人。
  2. 子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症の既往がある人。
  3. 肥満の人。
  4. 60歳以上または閉経後10年以上の新規投与の人。
  5. 血栓症のリスクのある人、冠攣縮および微小血管狭心症の既往の人。
  6. 慢性肝疾患、胆嚢炎や胆石症の既往のある人。
  7. コントロールできない重度の高血圧、糖尿病、高中性脂肪血症の人。
  8. その他に喫煙、偏頭痛、てんかん、急性ポルフフィリン血症、全身性エリテマトーデス( SLE )などの人。
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