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更年期障害の治療法の選択

更年期にみられるさまざまな症状、高年障害の出方、症状の程度には個人差が大きいという特徴があります。
また、同じ程度の症状であっても「つらい」感じ方にも差があり、症状はあるけれど治療するほどとは感じていないという方もいれば、一刻でもはやくつらい症状を取り除きたいと思う方もいます。
更年期障害の治療には、症状を改善することを目的とする場合と生活の質(QOL)の低下を防ぐことを目的とする場合があります。
前者の今起こっているさまざまな症状の改善を目的にした治療は、症状の程度によって治療の必要性や治療の内容がことなります。例えば、仕事をしている方でホットフラッシュと呼ばれる発汗や体のほてりが強くお客者との接客に支障が出る場合は治療が必要でしょうし、同じようにホットフラッシュがあっても日常生活に支障があるわけでもなく、ほんとんど苦にならないという場合には治療の必要がない場合もあります。
後者の生活の質(QOL)の低下を防ぐことを目的する治療とは、更年期に起こるエストロゲンの減少によって起こる、骨粗鬆症、動脈硬化、萎縮性膣炎などを予防的な治療です
。 エストロゲンには、骨量を維持する作用、LDLコレステロールを低下させ、HDLコレステロールの上昇させるなどの作用があり、骨粗鬆症や動脈硬化症の予防のために、閉経前から骨量の測定や血液検査を行い、検査値の推移をみながら予防的な治療をおこないます。
このように更年期障害の治療を選択する場合、まず自分はどうしたいのかを医師に話し、医師と一緒にあなたにあった治療法を考えていきましょう。
初診のときの問診だけでなく、治療中の受診においても症状だけでなく今の気持ちを医師に伝えることでよりよい治療となります。

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