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子宮体がん検診

子宮体がんの検診は、子宮体部の細胞診で行われます。
子宮体がん日本人女性の性器に発生するがんの中で最近罹患率が増加しています。

子宮体がん検診の対象者

子宮がん検診の受診者のうち医師が必要と認める者原則として、最近6か月以内の不正性器出血を訴えたことのある者で、

  1. 年齢50歳以上の者
  2. 閉経以後の者
  3. 未妊婦であって月経不規則の者

子宮体がん検診のながれ

子宮体がん検診の方法は、スクリーニングとして内膜細胞診をおこない、子宮内腔細胞診が陽性または疑陽性のいずれかであれば、子宮内膜組織診がおこなわれます。病理学的に子宮体がんの診断が確定した場合、超音波診断法、MRI検査、CT検査などの精査を可及的速やかに施行し、局所および全身的ながんの広がりを評価してから治療方針が決定されます。

子宮体がん検診の内膜細胞診

内膜細胞診では、子宮口から細い器具を挿入し細胞を採取します。採取法には、擦過法、吸引法があります。
内膜細胞診の結果は、陰性、疑陽性、陽性で簡便に分類されるのが一般的です。

子宮体がん検診の経超音波検診

超音波検査で内膜の肥厚がみられれば子宮体がんが疑われ、細胞診の再検や組織診をおこなって診断を確定します。

子宮体がん検診の子宮内膜組織検査

細胞診でがんが疑われる結果が出ると、確定診断として細長いヘラ状の器具を挿入して子宮内膜を掻き出し組織を採取する組織診が行われます。

子宮体がん検診の子宮内視鏡検査

細いファイバースコープを子宮頸部から挿入して、子宮内部の様子を観察します。

子宮体がん診断・治療

細胞診の検査結果はクラスI~クラスVの5段階に分けられ、クラスⅠ・Ⅱは正常、Ⅲは子宮内膜増殖症、Ⅳ、Ⅴです。
検査でがんが疑われる場合には組織診が行われます。
子宮体がんの治療には手術療法、放射線療法、化学療法、ホルモン療法が行われます。
一般的な治療法は手術療法で、侵襲により子宮全摘出術、両側附属器切除術、広範子宮全摘出術が選択されます。
手術後に放射線療法やホルモン療法を行われる場合があります。

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