HPV検査
HPV検査は、子宮頸がんを起こしやすいハイリスクのHPV(ヒトパピローマウイルス)感染の有無を調べる検査です。
HPVの遺伝子型は120種類以上が特定され、その中で子宮頸がんの原因が高いリスク型を検出できるHPV-DNA検査(HPV検査)が開発され、従来の細胞形態をみる子宮頸がん検診とHPV検査の2つの検査手段が確立されました。
HPV検査の検査方法
子宮頸がん細胞診と同じように子宮頸部を綿棒やブラシで擦過して、細胞を採取します。
液体細胞固定液を使った細胞の採取方法利用すれば、1回の細胞採取で細胞診とHPV検査が同時に行えます。
最新の検査法では、超ハイリスク型ともいわれるHPV16型と18型への感染が確認できます。
HPV検査の判定
HPV検査の判定は陽性と陰性で判定されます。
HPV検査の陰性
陰性であれば、その時点では異形成や子宮がんを発症する可能性は低いと言えます。ただし、その後の感染や発症の可能性を否定できないので、年1回の細胞診は必要です。
HPV検査の陽性
陽性であれば子宮頸部異形成や子宮がんを発症するリスクがあります。フォローアップが必要で半年〜1年後に検査を受けます。
また必要に応じコルポスコピー検査を行って、異形成の発症の有無を調べていく必要があります。
スポンサーリンク