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更年期の尿もれ

尿もれ(尿失禁)とは、排尿の意思がないのに尿がもれてしまう状態のことをいいます。

尿もれの分類

  • 腹圧性尿失禁:咳やくしゃみ、重いものを落ちあげたりしてお腹に力が入ったときに尿漏れが起こる。女性の尿失禁の約70%を占めています。
  • 切迫性尿失禁:尿意があって我慢するまもなく排尿がおこり、間に合わず漏らしてしまう。

更年期の尿もれ

加齢にともなって、尿道の筋肉量の減少、骨盤内にある子宮や膀胱を支える筋肉である骨盤底筋群が弱くなます。
さらに更年期に入りエストロゲン産生の低下、閉経によりエストロゲンの分泌の停止によりさらに骨盤底筋群や尿道の筋肉の弱り、緩みによっておこります。

更年期の尿もれの対策

  • 早めにトイレに行くようにしましょう。
  • 足腰を冷やさないようにしましょう。
  • 重いものを持たないようにしましょう。
  • 体重をできるだけ増やさないようにしましょう。
  • 尿もれパッドを活用しましょう。

尿もれに対する治療

尿もれ(尿失禁)の治療は、軽症の腹圧性尿失禁の場合は、骨盤底筋群を鍛えるための体操やトイレを我慢する膀胱訓練の指導がおこなわれます。なかには同時に薬物療法がおこなわれます。
骨盤底筋体操と薬物療法で効果が得られない場合は、手術療法がおこなわれます。
切迫性尿失禁の場合は、薬物療法がおもな治療で、膀胱の活動性をおさえる抗コリン薬がもちいられます。

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