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更年期の肩こり

肩こりとは、頸より肩甲部にかけての緊張感(こり感)、重圧感、および鈍痛などの 総称で、首すじ、首のつけ根から肩、背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気と伴うことがあります。
肩こりの有病率は女性に多く、中高年層に発症頻度が高いとされています。
肩こりの発症原因は、器質的疾患がなく発症する原発性肩こりと整形外科をはじめ、内科、外科、眼科、精神疾患科および耳鼻咽喉領域の疾患に続発する症候性肩こりの2種類に分類されます。

更年期の肩こり

更年期の肩こり

更年期障害症状の第1位は、肩こりです。
更年期障害の症状である肩こりが起こる機序は、エストロゲンの減少によるとされています。エストロゲンの減少は、筋肉や局所の血液循環に悪影響を与え、血流が低下した筋肉は酸素不足や栄養低下によって硬くなり、肩こりの症状がみられます。
また、更年期に入ると男性ホルモンのテストステロンが減少することにより新陳代謝が悪くなり肩こりなどの症状を悪化させるケースもあります。
ストレス、不眠、不安感などにより筋肉は常に緊張して硬くなり、肩こりを起こしやすくなったり、不安感を強くして肩こりの悪循環を起こしやすくなります。
また、加齢に伴い首や肩の筋肉の衰え、関節の可動性の衰えなども関わっています。
しかし、肩こりは更年期障害の特有の症状ではなく、整形外科、内科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、歯科などのさまざまな原因によって起こります。

肩こりの治療

一般的に肩こりの治療としては保存療法がおこなわれます。
保存療法には、マッサージ療法(筋肉の血流を改善させ、筋緊張をやわらげる)、温熱療法(ホットパックなどで筋緊張をやわらげる)、運動療法(筋力強化)、薬物療法(シップ薬、筋緊張緩和薬、局所麻酔など)を行います。

更年期の肩こりの対策

  • 長時間の同一姿勢は避けましょう。
  • 正しい姿勢を習慣づけましょう。
  • 運動で肩のまわりの筋力をつけ、頚椎、肩関節をよく動かすよう心がけましょう。
  • ストレッチなどで血行改善をはかり、筋肉にたまった老廃物が排出させましょう。
  • 軽いジョギングやウォーキングなど、気分転換を図りストレスを軽減しましょう。
  • 不自然な姿勢や足を組む癖、バックを同じ肩にかけるなど癖を見直しましょう。
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