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更年期の頭痛

頭痛は女性が最も多く訴える症状の1つであり、更年期症状においても頭痛に関する項目について記載されています。

頭痛の種類

国際頭痛分類では一器質的疾患の伴わない慢性反復性に生じる一次性頭痛、頭蓋内外の疾患による二次性頭痛、そして頭部神経津・顔面痛・その他に分類されます。

一次性頭痛

  • 片頭痛:片側あるいは両方のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛むのが特徴です。
  • 緊張型頭痛:日本人の頭痛の中で最も多い頭痛で後頭部から首すじ、肩から背中にかけての筋肉が緊張するために起こる頭痛です。
  • 群発頭痛:眼窩周辺から側頭部にかけて、短時間のキリキリと突き刺すような激しい痛みが起こります。
  • その他の一次性頭痛

女性と頭痛

月経と片頭痛の間には密接な関係があります。女性ホルモンの一つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が片頭痛に影響を及ぼすことが知られています。
片頭痛は脳の血管が拡張し、血管の周囲に炎症が起こることで頭に痛みを感じます。その血管の拡張に関係しているものが"セロトニン"という脳内物質で、セロトニンは女性ホルモンのエストロゲンに影響されやすく、エストロゲンの分泌量が急減するとセロトニンも急減して血管を拡張し、片頭痛が起こると考えられています。
とくに、エストロゲンが急減する排卵期や月経初日前後は片頭痛が起こりやすい時期。個人差はありますがその時期以外にも、月経 周期に関係して発症しやすい特徴があります。
妊娠中はエストロゲンが持続分泌されるため血中濃度が変動しないので、片頭痛発作が起こりにくく、出産後はエストロゲン濃度の変動がおこり再び片頭痛が起こるようになります。
更年期を迎え、閉経するとエストロゲンの分泌はなくなりますので、片頭痛が軽くなる傾向にあります。

更年期の頭痛の原因

  • エストロゲンの低下
  • 更年期の社会的ストレス
  • 老眼の開始による眼精疲労
  • 加齢による首、肩の筋力低下
  • 視床下部の機能不全

更年期の頭痛対策

  • 簡単なストレッチなどで筋肉のこりをほぐしましょう。
  • お風呂で身体が温まることで血行が促進され、肩こりや首筋のこりを和らげます。
  • PCやスマホなどの長時間使用を控え、ときどき目を休めるように心がけましょう。
  • 長時間の同一姿勢は避け、ときどき姿勢を変えたり、ストレッチなどを行いましょう。

更年期の頭痛の治療

更年期の頭痛と診断された場合はホルモン補充療法や漢方療法などが行われます。
治療とあわせて日常生活の改善で頭痛を軽減することができます。

更年期の頭痛の症状を示す疾患

閉経前後の更年期になるとエストロゲンの量が減少し、これに伴って血液中のLDLコレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)は急に増えていきます。
LDLコレステロール値は閉経前より20%くらい高くなり、女性は50歳代になると脂質異常症を発病する人が増え、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞を起こす方も増えてきます。
更年期の女性の頭痛は、動脈硬化による血管障害による頭痛の可能性もあるため注意が必要です。

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