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更年期の息切れ

息切れとは、呼吸する時に苦しさや呼吸をすることに努力を必要とするような自覚症状がある場合をいい、呼吸困難の軽症の場合に用いられます。
息切れは、血液中の酸素や二酸化炭素が過剰になっている場合が多く、心臓や肺などの疾患がある場合や加齢や肥満、精神的なストレスなどでも起こります。

更年期の息切れとは

更年期みみられる息切れは、運動など特別なことを行ったわけでもないのに突然に息切れが起こったり、突然に思うように呼吸ができなくなったりします。
例えば、就寝中に突然に息苦しさを感じ動くことができなくなってしまうこともあります。
息ができないという恐怖感からパニックになる方もいます。

更年期の息切れの原因

更年期に息切れが起こる原因は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減少し、自律神経がうまく働かなくなることでと考えられています。
また、更年期は精神的なストレスが多くなる時期でもあり、更年期の症状に伴った精神的ストレスも原因のひとつと考えられています。

更年期の息切れの対策

更年期における息切れを改善する対策としては以下のようなものがあげられます。

  • 座ったり、楽な姿勢で休みましょう。
  • バランスのとれた食事を摂りましょう。
  • タバコは息切れを悪化させますので止めましょう。
  • 規則正しい生活に心がけましょう。

息切れが起こったときの治療

更年期の症状である息切れは、減少したエストロゲンを補充する療法であるホルモン補充療法(HRT)が有効 とされています。
ホルモン補充療法(HRT)の他にも漢方や抗不安薬、抗うつ剤などを処方される場合があります。
また、ホルモン治療にあわせてカウンセリングを行う治療法もあります。

息切れの症状がみられる疾患

息切れを症状とする疾患には、循環器系疾患や呼吸器系疾患、血液疾患、神経筋疾患、精神的疾患など多くの種類があります。
呼吸器系の疾患としては慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫と慢性気管支炎)、肺線維症などがあり、循環器疾患には心不全、肺水腫、肺血栓塞栓症、肺高血圧症など、血液疾患には貧血など、 神経筋疾患には筋萎縮性側索硬化症(ALS) など、精神的疾患にはパニック障害などがあります。
このように息切れは多くの疾患の症状としてみられるもので、その中には命を脅かす疾患もあります。
更年期だからと軽視せずに受診しましょう。

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