更年期障害のアンケート調査
厚生省斑研究として日本全国で行われた40~60歳の更年期外来受診者を含む一般女性に対する更年期障害のアンケート調査によれば、この時期の更年期症状の発現頻度は、肩こり、易疲労感、頭痛、のぼせ、腰痛、発汗の順であり、肩こりに関してはこの時期のほぼ半数の女性で自覚され、日本の更年期女性の特徴的な症状と考えられます。
更年期症状の発現頻度は、
- 肩こり
- 疲れやすい
- 頭痛
- のぼせ
- 腰痛
- 汗をかく
- 不眠
- イライラ
- 皮膚搔痒症
- 動悸
- 気分が沈む
- めまい
- 胃もたれ
- 膣乾燥感
一方、欧米で多いといわれるホットフラッシュ(ほてり)は2割程度であり、社会心理背景より発症するイライラ、気分が沈むという精神症状の頻度は比較的少ないという特徴があります。
更年期症状に関するアンケート~日本更年期医学会
日本更年期医学会が45歳~60歳の女性618人を対象に行ったアンケートでは、更年期の代表的な10の症状を挙げ、症状と愁訴の程度ごとに点数化し、回答者に自己評価してもらい更年期の程度を調べています。
その結果、更年期の症状で婦人科受診した人は16%、ホルモン補充療法を知っている人は23%にとどまったという結果が報告されています。
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