妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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膣の加齢に伴う変化

膣は、子宮と外性器を連結する筋性の管状器官で子宮からの月経や粘液の排泄、分娩時の産道を形成します。

膣の構造とはたらき

膣は、膣前庭と子宮との間に位置する管で6~10cmの長さがあります。膣は、通常では前後壁が接触し、横断面はH型になっています。
膣は外界と通じているため、膣には自浄作用があり膣内環境はpH3.8~4.6の酸性に保たれています。
膣内には常在性乳酸菌(デーデルライン桿菌)が存在し、剥離した上皮に含まれるグリコーゲンを分解して乳酸をつくるため膣分泌物は通常酸性となっており、他の雑菌が増えにくい環境を維持しています。この常在菌が他の種類の細菌や他の病原微生物に対して有効な防御線となっていま す。

膣の加齢に伴う変化

加齢に伴ってエストロゲンが減少し、膣は徐々に膣は萎縮し、長さも短くなり、膣壁も薄くなり、膣壁の皺も消失し表面のが平坦となります。
また、膣内の上皮グリコーゲンの減少が起こり、このため常在性乳腺菌が減少し自浄作用が低下し、感性を起こしやすくなります。

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