妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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閉経のメカニズム

限られた数日で自然に止まる子宮内膜からの周期的な出血を月経といい、10~15歳で初潮を迎え、50歳前後に閉経を迎えます。
月経は、一定の周期をもって反復する子宮内膜からの出血で、視床下部ー下垂体ー卵巣系のホルモンによって内分泌的支配を受けています。

閉経のメカニズムとは

閉経とは、卵巣の機能が停止して、排卵がおこらなくなり、月経が終わることをいいます。
胎児の初期には500万個あったと推定される原始卵胞は、出生時には約70万個程度になり、その後徐々に減少し始めます。
とくに40代からその数は急激に減少し、卵巣の大きさも全体に縮小し、50歳前後で卵巣は索状の組織に変化し機能は停止します。
この卵巣機能の完全な停止が閉経であり、エストロゲンの産生・分泌は消失します。
卵巣が老化すると視床下部から性腺刺激ホルモンの分泌の指示が出され、脳下垂体も性腺刺激ホルモンを分泌して、卵巣に女性ホルモンの分泌を促しているのに卵胞刺激ホルモン(FSH)および黄体形成ホルモン(LH)への反応が低下し、排卵が少なくなり、プロゲステロン産生量が減少し、最終的には卵胞が反応しなくなり、排卵が行われなくなります。
卵胞の機能停止は、卵が使い尽くされた結果起こるのではなく、遺伝子に組み込まれたプログラムによって起こるとされています。

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