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更年期外来

更年期外来は更年期前後からの女性の生涯にかけて健康管理を目的としたもので、1990年頃から大学病院などで設けられるようになり、現在では個人のクリニックを含めて全国的に普及しています。

更年期外来の目的

更年期外来の目的は、以下の4項目があげられます。

  1. 更年期健診・更年期相談:健診の結果を診るだけでなく、更年期以降の人生を健康に過ごすために総合的な判断、指導をおこなう。
  2. 更年期障害の治療:単にホルモン療法、漢方療法を行うだけでなく、その症状に関して患者と一緒に考え対応する。
  3. 骨粗鬆症の予防と治療:骨量を測定を行うとともに骨粗鬆症の予防のために生活習慣の改善などの指導をおこなう。
  4. 更年期から健康管理、QOLの維持と向上:更年期以降をより健康で自立した生活ができることを目標とし指導、助言をおこなう。

更年期外来の実際

更年期外来は、婦人科の外来の一部門として運営されている病院が多いのですが、更年期のさまざまな症状、更年期障害から考えると婦人科だけでなく、内科、整形外科、精神科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科の科、栄養士、理学療法士、カウンセラーなどの専門家と協力して対応することが基本だと考えられています。

更年期外来の実際

更年期外来において更年期検診は重要な項目を占めています。

  1. 問診・更年期指数の算出など。
  2. 身体測定:身長、体重、腹囲、BMI、血圧、体脂肪などを測定など。
  3. 婦人科検診:子宮頸がん・体がん検診、超音波検査による子宮筋腫、卵巣腫瘍の有無のチェックなど。
  4. 乳房検診:乳房の触診とマンモグラフィ、触診と超音波画像診断など。
  5. 血液検査:貧血、肝機能、腎機能、脂質などの一般検査、ホルモン量の測定、加齢マーカーなど
  6. 骨密度測定など。
  7. 健康相談・カウンセリングなど。
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