妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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突発性発疹

突発性発疹は、生後6か月~12か月くらいまでに発症のピークがあり、生後初めての高熱として経験することが多い病気です。
突然の高熱と解熱前後の発疹を特徴とするウイルス感染症で、予後は一般に良好である。
初感染時期は遅れて、生後1~3歳頃であり、一般に2度目の突発性発疹がこれにあたります。

突発性発疹の感染経路

突発性発疹の主要な感染経路は、唾液などを介して感染する飛沫感染、気道感染といわれていますが、はっきりとはわかっていません。また、周産期における感染も感染経路の一つである可能性があると考えられています。

突発性発疹の潜伏期間

突発性発疹の初感染時の潜伏期間は約10日~2週間と推定されています。

突発性発疹の症状と経過

突発性発疹は、多くは38度以上の発熱が3日間ほど続いた後、解熱とともに鮮紅色の斑丘疹が体幹を中心に顔面、四肢に数日間出現します。
ほかに、下痢、眼瞼浮腫、大泉門膨隆、リンパ節腫脹などがみられることがりますが多くは発熱と発疹のみで経過します。
発熱初期に熱性痙攣を合併することがありますが一般に予後は良好です。

突発性発疹の診断

3日間の発熱後に発疹が出現する臨床経過により診断されることがほとんどです。
ウイルス分離、血清診断、PCR法によるウイルスDNAの検出などがありますが、現在のところいずれも健康保険の適応はありません。

突発性発疹の治療

突発性発疹は、通常は予後良好のため対症療法にて経過観察します。
熱性けいれんの既往がある赤ちゃんには解熱剤を使用することもあります。

突発性発疹の合併症

突発性発疹は、熱性けいれんを起こすことがあります。まれに、脳炎、脳症、劇症肝炎(肝炎がひどく肝臓が機能しなくなる)、血小板減少性紫斑病(血小板が減少して出血しやすい状態)を合併することがあります。

ママへ

初めての発熱でびっくりすることもありあすが、突発性発疹は熱が出ても機嫌が良いので十分な睡眠をとり安静にして過ごしましょう。水分を十分にとるように心がけましょう。
けいれんを起こした場合は、すぐに受診しましょう。

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