妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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赤ちゃんの目やに(眼脂)

一般的に目やにとよばれるものは、医学的に眼脂といいます。
鼻と目は、鼻涙管という細い管でつながっていて、目の内側の目じりに開口し、涙が鼻涙管を通って鼻に流れています。
風邪を引いて鼻の粘膜が腫れたり、詰まったりして涙が流れなくなったり、鼻水が逆流することで目やにが作られます。
赤ちゃんの鼻涙管は短く鼻水が流れ込んで雑菌が入りやすいため、目やにが多くみられます。

赤ちゃんの目やにの原因

赤ちゃんの目やにの原因には以下のようなものがあります。

  1. 流行性角結膜炎:俗に「はやり目」と呼ばれており、アデノウイルスによるウイルス感染によりひきおこされる角結膜炎の一種です。
  2. 細菌性結膜炎:新生児ではクラミジア、淋菌、乳幼児はインフルエンザ菌などが原因になります。症状は、充血と黄色っぽい目やにが出ます。
  3. 咽頭結膜熱(プール熱):咽頭炎、眼症状を主とする小児の急性ウイルス性感染症でアデノウイルスによるものです。
  4. 涙嚢炎:涙嚢に細菌が繁殖した状態で、涙や目やにが増え、膿(うみ)が出ることもあります。
  5. 鼻涙管狭窄:鼻涙管が詰まってしまい、涙が溢れやすくなる病気で先天性と後天性のものがあります。
  6. 先天性鼻涙管閉塞:生まれつき鼻涙管が詰まっている状態。涙がいつも出る、目やにが多くて起きたとき目が開けられないなどの症状があります。

赤ちゃんの目やに(眼脂)のケア

赤ちゃんに目やにがみられたときには、目頭から目じりへそっとふき取って上げましょう。
ガーゼやティッシュペーパー、カット面などをぬるま湯で濡らして使いましょう。
感染症の場合がありますので、片目を拭いたガーゼやティッシュなどで反対の目を拭かないようにし、ママはケア後にしっかりと手洗いを行いましょう。
感染性の場合もありますのでタオルは別にしましょう。
ほとんどが生理的なもので心配はいりませんが、黄色くネバネバした目やにが出たり、目やにで目が開かない、目が赤く充血している、まぶたが腫れているなどの症状がるときには小児科や眼科を受診しましょう。

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