海綿状血管腫

海綿状血管腫は外膜細胞の肥厚、増殖をともなう血管の増殖によるもので血管腫の一つです。
生後すぐより弾力性のある軟らかい腫瘤で、皮下の血管が青紫色に透けてみえることもあります。

海綿状血管腫の原因

皮膚深層にて奇形性静脈が増性することで発生します。時に表面において苺状血管腫を随伴させることもあります。

海綿状血管腫の経過

自然に消退することはありません。

海綿状血管腫の治療

海綿状血管腫の詳しい場所を診断するために超音波検査、CT、MR、血管造影などの検査が行われます。
治療は、血管腫の血管の中に薬を注入し、血管腫を小さくする塞栓療法、血管を固めてしまう硬化療法が行われ、その後で血管腫の摘出手術が行われます。
海綿状血管腫に放射線やレーザーは無効です。