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単純性血管腫(ポートワイン血管腫)

単純性血管腫は日常診察上もっとも多くみられる先天性血管腫病変の1つでポートワイン血管腫とも呼ばれます。
真皮の毛細血管の局所異常で、通常皮膚の膨隆を伴わず明瞭な境界線があり、均一の紅斑を呈します。
色は明るいピンク色から濃い紫色まであり、発生の頻度は、男性より女性に多く、好発部位は顔面と頸部ですが、四肢にも比較的多く見られます。

単純性血管腫の分類

血管腫の主病変が真皮のどこに位置するかで浅在性、深在性、びまん型に分類されます。

単純性血管腫の原因

毛細血管の拡張が真皮浅層において招くことが原因となります。

単純性血管腫の経過

発症は生下時よりみられ自然消退しませんが、皮膚の厚さが加齢に伴って厚くなるため褪色する場合もあります。しかし反対に色が濃くなったり、腫瘤を形成する場合もあります。

単純性血管腫の治療

治療としては現在では色素レーザー治療が第一選択となっています。
小範囲であれば無麻酔で治療可能です。広範囲の場合には、全身麻酔を考慮にいれて生後3ヶ月より治療を開始します。
成人に比べ皮膚が薄く血管腫が浅い所に存在するため治療開始が早ければ早いほど治療回数は少なく、治療効果も優れています。

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