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うっ滞性乳腺炎

乳腺炎とは、乳腺にまで炎症が生じたものを乳腺炎といい、乳腺炎にはうっ滞性乳腺炎と急性化膿性乳腺炎に区別することができます。
うっ滞性乳腺炎は、産褥早期に乳管内に乳汁が滞り溜まったもので非感染性の炎症の乳腺炎のことをいいます。

うっ滞性乳腺炎の原因

うっ滞性乳腺炎の原因としては以下のようなものがあげられます。

  1. 乳房の血管が拡張することに伴って静脈血やリンパ液が滞り溜まったことによる乳管の圧迫。
  2. 乳管開口部の閉鎖。
  3. 陥没乳頭などにより授乳が困難。

うっ滞性乳腺炎の症状

うっ滞性乳腺炎の症状としては以下のようなものがあげられます。

  • 乳汁分泌が盛んになる産褥2~4日ごろから発症しやす。
  • 乳房の一部あるいは全体にが赤く張れる。
  • 乳房のパンパンに張れる。
  • 乳房の組織の一部が硬くなり痛みを伴う。
  • 乳汁が滞って溜まったものを除去することにより消失します。

うっ滞性乳腺炎の治療

乳房マッサージにより乳管の開通をはかり、積極的に授乳を行い、授乳後にも搾乳や乳房マッサージを行います。
授乳の際には、うっ滞した乳房側から授乳をおこないことが大切です。
痛みが強い場合には消炎鎮痛剤が処方されますが、症状が改善されれば投薬の必要はなくなります。

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