産後の縫合部の痛み
経膣分娩(自然分娩)の場合、多くの方が分娩を助ける処置として会陰切開がおこなわれ、縫合術を受けます。また、会陰、膣壁、子宮頚管に裂傷が生じた場合には裂傷縫合術を受けます。
最近では、組織への刺激が少ない吸収性の糸で縫合するため抜糸も不必要となり痛みも軽減されています。
産後の縫合部の痛みの原因
「傷の痛みはやむを得ない、しだいによくなるはず」などと思っている方が多いのですが、痛みが強い場合には次のようなことがあります。
- 縫合部周囲の循環が障害されむくみが生じている。
- 縫合部の糸が緊縛している。
- 外陰部や膣部に血腫などが発生している。
産後の縫合部の痛みのアドバイス
産後の縫合部の痛みのアドバイスとしては以下のようなものがあります。
- 痛みは当然なものだと考えずに入院中はスタッフや医師に相談しましょう。
- 退院後、痛みが軽減しないようであれば受診しましょう。
- 長い時間の立ち仕事、座り仕事は避けましょう。
- やわらない円座などを利用しましょう。
- 感染予防のために清潔に心がけましょう。
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