臍帯結節
胎児が子宮内での回転運動を行ったの結果、臍帯が捻転し、ときに結節をつくることがります、これを臍帯結節といいます。
臍帯結節の種類
臍帯結節は大きく分けて以下の2つにわけることができます。
真結節
胎動により臍帯が結ばれて結節を生じたものをいいます。ときに結節が強くなると血行障害を引き起こし、胎児機能不全の原因となることがあります。
偽結節
臍帯の発育異常のため一見結節のように見えるものをいいます。
結節の内部は臍帯血管が部分的に腫瘤状になったり、アルトン謬質が集積したりしています。
比較的頻繁にみられ、とくに胎児への影響などはありません。
臍帯真結節の影響
臍帯の結び目がきつくなると臍帯血管の狭窄や閉塞が起こり循環障害による胎児機能不全や胎児死亡の原因となります。
臍帯真結節の診断
臍帯真結節の診断に妊娠中の超音波検診で発見することは難しく、分娩後に見つかることがほとんどです。
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