早期破水
分娩が開始してから子宮口が全開大するまでの時期の破水を早期破水といいます。
早期破水の原因
早期破水の原因としては以下のようなものがあります。
- 卵膜が脆い。
- 狭骨盤、骨盤位、横位、過大児頭、反屈位、双胎、羊水過多症など、胎児の下向部と子宮下部および骨盤入口との間の大きさの不適合とそれによる間隙がある。
- 子宮頚部や子宮口が異常に強靭で子宮内圧と頚管の開大が並行せず、子宮頚管開大が遅れる場合。
早期破水の症状
早期破水の場合、絶えず羊水が流出します。
早期破水の影響
早期破水の影響としては以下のようなものがあります。
- 子宮頚管の遅延、陣痛異常などによる分娩遷延などを起こす。
- 胎児の臍帯や四肢の脱出による胎児機能不全や子宮内感染を起こす。
早期破水の診断
早期破水の診断は以下のようなことが行われます。
- 内診時、膣鏡診での羊水流出の確認。
- 羊水の臭気など。
- BTB試験紙の青変。
- 顕微鏡検査による胎児細胞、胎児ぜい毛の証明や、塗抹乾燥標本でシダ状結晶の証明など。
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