微弱腹圧
微弱腹圧とは、腹圧が微弱で分娩が遷延するものを微弱陣痛といいます。
微弱陣痛の原因
微弱陣痛の原因としては以下のようなことがあげられます。
- 陣痛によっておこる腹圧が微弱陣痛によって起こらない。
- 早期腹圧(分娩第1期の腹圧)による疲労など。
- 腹壁の弛緩や過度の伸展による腹筋の収縮力の減弱:全身衰弱、頻回分娩、羊水過多症、多胎、懸垂腹など。
- 恐怖、強度の疼痛など。
- 膀胱・直腸の充満など。
- 心疾患・肺疾患がある産婦など。
微弱腹圧の影響
分娩遷延あるいは分娩停止を引き起こし、胎児は長い時間、産道内で圧迫され、胎児仮死、胎児死亡、腫脹、浮腫をきたすことがあります。
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