妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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良質な睡眠をとりましょう

卵子は加齢とともに老化し、卵巣も加齢とともに機能が低下することはわかっています。
老化は誰しも同じようにすすむわけではなく、老化を促進する要因の一つが睡眠に大きくかかわっているメラトニンの減少、成長ホルモンの減少です。

卵子・卵巣とメラトニン

メラトニンは、脳の松果体から分泌されるホルモンで主なはたらきは体内時計の調節で睡眠に大きくかかわっています。
しかし、メラトニンは睡眠だけでなく強力な抗酸化作用、細胞の新陳代謝を促すことがわかっています。
メラトニンの減少は卵子の老化や卵巣機能低下となり、受精率の低下、妊娠率の低下につながります。
また、メラトニンを不妊症治療に応用することにより受精率を向上させたという報告もあります。
卵子、卵巣のアンチエイジングのためにもメラトニンを増やすために質の良い睡眠をとる必要があります。

卵巣・卵子と成長ホルモン

成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中です。とくに就寝後のもっとも深い睡眠時に一度に大量に分泌されます。
成長ホルモンは肝臓のIGF産生促進により、卵胞の発育を促すと言われています。卵巣に成長ホルモンのレセプターがある事も確認されています。
老化を引き起こす要因のひとつとして成長ホルモンの減少があげられ、成長ホルモンが不足すると酸化ストレスや終末糖化酸化物が増加しすることがわかっています。
成長ホルモンが不足すると卵子の成長に影響を与えたり、傷ついた卵子の修復に影響を与えてしまいます。
不妊治療において成長ホルモンの不足により卵巣の機能が低下することで、採卵数や受精率、妊娠率が低くなることが分かっています。
成長ホルモンを分泌させるには良質の睡眠をとることが大切です。
卵巣の老化を防ぐためにも良質な睡眠をとるためにも規則正しい生活に心がけましょう。

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