妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

禁煙しましょう

喫煙は健康に悪影響を与え、さまざまな疾患の要因となります。
不妊に関しても喫煙が男女双方に影響があるという研究・調査が多く発表されています。

女性の喫煙

厚生労働省が2020年7月に発表した「国民生活基礎調査の概況」の年齢階層別の喫煙率をみてみると、20~24歳が7.2%、25~29歳が9.4%、30~34歳が11%という結果でした。
しかし、男性の喫煙率が大幅に低下しているのに対して、女性の喫煙率はほぼ横ばいです。

受動喫煙の影響

非喫煙者が自分の意志とは関係なく、タバコから排出される有害物質に さらされる状態を受動喫煙といいます。
受動喫煙は、副流煙が喫煙者がフィルターを通して吸う主流煙よりも多くの有害物質が含まれているため喫煙者自身よりも健康に与える影響は大きいことをが指摘され、受動喫煙は社会問題として認識されるようになりました。
受動喫煙による影響で最も心配されるのが、妊婦や新生児です。
妊婦の受動喫煙は妊婦自身だけでなく、化学物質は、胎盤を通過して胎児にも移行し、様々な障害を引き起こすします。
胎児にも重大な影響を与え、自然流産、子宮内発育不全、周産期・新生児死亡等のリスクが高まるだけでなく、出生体重も20~100g減少するという報告があります。

喫煙と不妊

喫煙は身体に大きなダメージを与え、妊娠にも悪影響を及ぼします。
喫煙、副流煙は卵子や卵巣、子宮へ影響を与え不妊になることがわかっています。
たばこの煙に含まれる化学成分はあらゆる細胞にダメージを与え、当然、妊娠に関わる卵巣や子宮などにも大きな影響を与え、卵巣の機能低下、卵子の質の低下、着床障害などを引き起こすとされ、様々な調査報告があります。

  • 卵巣の機能低下を引き起こす。
  • 煙に含まれる化学物質は卵子の質を低下させる。
  • 子宮内膜の質が低下し着床しにくくなります。
  • 流産リスクが高くなります。
  • 早発閉経を招くおそれがあります。
  • 妊娠に至るまでの期間が長くなります。
  • 体外受精において受精率が低くなるといわれています。
スポンサーリンク