妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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冷え性を改善しましょう

女性の多くが「冷え」を訴え、「冷え性」で悩んでいます。
「冷え」は妊娠を希望する女性にとって大敵です。
女性の冷えに関してさまざまな調査が行われ、平成22年国民生活基礎調査において、女性の39.3%が「手足の冷え」訴えており、他の調査において「女性の7割が冷えで悩んでいる」、「女性の2人に1人が冷え性である」という報告があります。
「冷え症」の医学的な定義はありませんが、一般的には血液循環がスムーズにおこなわれないことでからだの一部分に不快な冷えを感じることをいいます。
”ひえしょう”には「冷え性」と「冷え症」がありますが、「冷え性」と「冷え症」の違いは明確ではありません。
「冷え症」の定義は様々ですが、「中村幸代:冷え症の概念分析」では「中枢温と末梢温の温度較差がみられ、暖かい環境下でも末梢体温の回復が遅い病態であり、多くの場合、冷えの自覚を有している状態」と定めています。
冷え性は、体が冷えやすい「体質」のことを総称して「冷え性」といいます。

冷え性の原因

ヒトは気温が変化しても一定の体温に保つために、表面の血管を収縮・拡張させ血液の流れる量を変化させたり、発汗量を調節しています。これらの調節をおこなっているのが自律神経で、この自律神経が乱れ、体温調節がうまくできないと冷え性がおこります。
この温調節機能がうまく機能しない、主な原因として、次のようなことが考えられています。

  1. 自律神経のバランスが崩れ:無理なダイエット、ストレス、不規則な生活、偏った食事、運動不足、喫煙、不適な住環境など。
  2. 過度なダイエット:食事を抜いたりするとエネルギー量が不足し、筋肉も落ち、熱の生産が低下します。
  3. 筋肉量が少ない:筋肉が少ないと筋肉運動による熱生産が少なくなります。
  4. 女性ホルモンの乱れ:生活環境の変化、ストレスなどにより女性ホルモンのバランスが崩れると自律神経のバランスが乱れてしまいます。
  5. 貧血:貧血になると代謝が低下します。
  6. ファッションによる影響:肌の露出の多い服や下半身を締めつけたりするファッションが冷え性の原因となることがあります。
  7. 病気が原因:膠原病や甲状腺機能低下症などによる冷え症、レイノー病、バージャー病、全身性エリテマトーデス(SLE)などは手足の冷えがみられます。
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