女性の運動不足
適度な運動は心肺機能を保持増進させ、生活習慣病の予防と治療に効果があります。
運動不足は、生活環境の変化により現代社会において健康にかかわる大きな問題となっています。
WHO(世界保健機関)は、2012年の世界保健統計を発表し、世界で高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病のリスクが高まっていることがあきらかとなりました。
しかし、早期に介入すれば、心疾患や脳卒中の80%が予防可能だとし、1日30分以上の運動や身体活動を習慣として行えば、心臓や血管の健康を維持するのに役立ちます。適正体重を維持するためには1日60分以上の運動が有用であると提案しています。
運動不足の現状
平成29年の国民健康・栄養調査結果の運動習慣者の状況によると運動習慣のある女性の割合は28.6%で、この10年間でみると有意な増減はみられていません。
年齢階級別にみると女性では20~29歳で最も低く11.6%、30~39歳では14.3%でした。
運動不足の影響
適度な運動が健康の維持に必要です。しかし、上記で示したように妊娠を希望する年代の女性は運動を習慣とする割合が低いという現状があります。
運動不足はさまざまな器官に影響し、さらに影響を受けた器官が複合的に影響することになります。
- 肥満
- 低体温
- 心機能の低下
- 肺機能低下
- 血液循環の悪化
- 高血圧と動脈硬化が進行
- 消化機能の低下
- 免疫力の低下
- ホルモンバランスの乱れ
- インスリン抵抗性が出る
- 骨密度の低下
- 自律神経の乱れ
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