不妊治療の流れ
不妊治療には数種あるが、基本的には簡便なものからおこなっていきます。
不妊治療の基本の流れ
不妊治療の基本的な流れは、簡便な治療から順にステップアップしていきます。
- タイミング指導
- 卵巣刺激
- 人工授精(AIH)
- 体外受精(INH)
- 顕微授精(ICSI)
1つの治療法を3~6周期おこなうことが多く、ステップアップのタイミングは、不妊症の原因、年齢などを考慮して個別に判断されます。刺して、精子を卵の細胞質の内に直接注入します。ICSI は針で細胞膜を強引に膜を破ります。
着床までの流れと不妊治療
不妊治療法では、排卵から着床までの段階のうちいずれかを人工操作で行うことで不妊因子を回避します。
高度な治療になるほど、人工操作でスキップする段階がふえることになります。
着床までのどの段階に問題があるか検査を行い、因子を回避するために、その段階にあった人工操作が行われます。
各因子に対する代表的な治療法
不妊治療は、簡易なものから高度なものにステップアップしていくという流れに、原因に対する医療が加わります。
不妊治療の目的は、妊娠し挙児を得ることであり、原因がある場合でも、それを除去することが絶対に必要なわけではありません。
治療法の選択には、原因だけでなく、女性の年齢を考慮することも重要です。
- 内分泌・排卵因子…排卵誘発
- 卵管因子…通水療法、卵管形成術、卵管開口術、癒着剥離術、体外受精
- 子宮因子…子宮形成術
- 頚管因子…薬物療法、手術療法、人工授精
- 免疫因子…人工授精、体外受精、顕微授精
- 男性因子…薬物療法、人工授精、体外受精、顕微授精
- 原因不明…タイミング指導、卵巣刺激、卵巣刺激+人工授精、体外受精、顕微授精
スポンサーリンク