妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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不妊治療とは

不妊治療は、不妊原因を正確に診断し、原因に則した治療を選択することが原則です。
不妊の原因は、女性側、男性側、双方にある場合があります。
女性側の原因としては、排卵障害、卵管因子、子宮の異常、子宮内膜症、それと原因不明の不妊があげられます。
しかし、不妊の原因がわからない原因不明の不妊症が15~25%程度あることからも治療法、治療期間、妊娠の可能性などを判断することが難しい場合もあります。

不妊治療の原則

不妊治療の基本は、身体的、経済的に負担の少ない治療法から順次ステップアップすることです。
しかし、妊娠の可能性は、女性の年齢、不妊期間、妊娠既往の有無により大きく異なります。とくに、年齢は妊娠予後を規定する大きな要因であり、35歳以上では妊娠率は著明に低下します。また、不妊期間が3年以上の長期不妊、妊娠既往がない場合は妊娠の予後は悪いとされています。
そのため、妊娠の可能性が低いことが予測される場合は、短期間で治療のステップアップがはかられる場合があります。とくに、38歳以上では卵巣予備能の減弱、卵子の老化が顕著となり、40歳いじょいうでは妊娠予後が厳しいことを理解した上で治療に望むことが大切です。

不妊治療方針は病院によって異なります

不妊治療方針は、不妊の原因によって異なるのは当然なのですが、病院やクリニックによっても大きくことなります。
不妊治療は、最小限の治療で妊娠の成立が図られるのが基本なのですが、実際の治療の進め方は、医師の考え方によりかなりの違いがあり、生殖補助医療をすぐに実施する医師もいれば、一般不妊治療を長く実施する医師もいます。
そのため、病院を選ぶさいに医師が十分な説明を行い、患者側の話を聞いてくれるような医師、病院を選ぶようにしましょう。

不妊医療は夫婦で

一般的に、不妊というと女性に原因があると考えられがちですが、不妊の原因の男女比は半々と考えられています。
このことを男性がしっかりと受け止め、女子と一緒に治療するという考えで治療に臨みましょう。
不妊の原因が男女の片方にあった場合も一緒に乗り越えていくという意識をもって治療をおこないましょう。

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