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クロミフェンチャレンジテスト

クロミフェンチャレンジテスト(Chlomifen Citrate Challenge Test:CCCT)とは、35歳以上の女性の卵巣予備能を評価する手段として1987年に提唱されたものです。

クロミフェンチャレンジテストの検査方法

クロミフェンチャレンジテストの方法は、クエン酸クロミフェン100mg/日を月経周期5日目から9日目までの5日間服用し、クエン酸クロミフェンを服用する負荷前(月経周期2~3日目)と負荷後(月経周期9~11日目)に採血し、LH、FSHの血中濃度を測定します。

クロミフェンチャレンジテストの判定基準

卵胞数の低下している女性ではエストラジオールおよびインヒビンB値の低下によりFSHの中枢性ネガティブフィードバックは低下するのですがクロミフェン刺激によりFSHは上昇します。
クロミフェンチャレンジテストの評価基準はいくつかがあります。
Navotら(Lancet 1987)
負荷前のFSH値が

  • 26mIU/ml未満なら妊娠率42%
  • 26mIU/ml以上なら妊娠率6%

※この方法によってFSH基礎値が正常のものの中に過剰反応を示す例があります。
FSH過剰反応を示す例では、血中インヒビンB群が有意な低値を示すことから卵胞顆粒膜細胞の機能が十分でなく、クエン酸クロミフェン負荷によっても改善されないことがFSH過剰反応の原因と考えられます。

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