妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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女性ホルモンと月経周期

月経周期は卵胞期、排卵期、黄体期に分けられ、これらの周期はホルモン分泌の変化によってくり返されます。
卵胞期では、脳の視床下部が性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)を分泌して下垂体を刺激し、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を促し、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が増加すると3〜30個の卵胞が発育を始め、そのうちの1個の卵胞のみが成熟します。
卵胞の成熟に伴い卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急増し、子宮内膜が増殖し厚くなります。
排卵期では、直前に卵胞ホルモン(エストロゲン)濃度が上昇し分泌のピークを迎え、フィードバック機構がはたらき、視床下部は下垂体にはたらきかけて卵胞刺激ホルモン(FSH)を抑え、その代わりに大量の黄体形成ホルモン(LH)を分泌を増加させ卵胞の成熟を促します。これをLHサージといい、この約36時間後に排卵がおこります。
黄体期では、残された卵胞は顆粒細胞とよばれ、黄体形成ホルモン(LH)の作用により黄体が形成され、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、子宮内膜から粘液を分泌させ着床しやすいような状態に整えます。
月経期では、黄体が退縮し始め白体へと変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌も低下し、子宮内膜は剥がれ落ち、月経が起こります。

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