妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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内分泌とは

ヒトの体は、外界環境の刺激に対し安定した状態が保たれています。
この調節機能には内分泌系、神経系などが中心的な役割を担っています。
神経系は神経細胞の興奮により神経伝達物質が、内分泌系は内分泌細胞からホルモンを分泌し生体の調整と維持を行っています。

内分泌系

内分泌は、汗腺により分泌される汗のように導管を通って分泌され外分泌とは異なり、導管のようなものがなく、ホルモンは血中に分泌され細胞まで運ばれます。
ホルモンを作って分泌する臓器を内分泌臓器といい、脳視床下部、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎、卵巣、精巣、心臓、肝臓、腎臓など多くの臓器があります。

ホルモンとは

ホルモンという言葉の語源はギリシャ語の「刺激する」「興奮させる」といった意味の言葉です。
ホルモンは内分泌腺から分泌され、主に血液を介して標的となる細胞や臓器に達します。
ヒトは、100種類以上のホルモンが体内で分泌されコントロールされています。

ホルモン分泌の調節

ホルモンの分泌は神経系の調節を受けておこなわれています。例えば、副腎髄質からのアドレナリン、ノルアドレナリン分泌は交感神経の支配を受けています。
また、多くのホルモン分泌は、上位のホルモンによって調節されています。
例えば、ホルモンAがホルモンBの分泌量を調節している場合、ホルモンAが上位ホルモンで、上位ホルモンにより分泌量を調節されるホルモンBのことを下位ホルモンといいます。さらに血中にホルモン量を一定に保つために下位ホルモンはフィードバックにより上位ホルモンの分泌量を調節しています。
その他に、いくつかのホルモン分泌は血中の物質による調節を受けています。例えば、膵臓からのインスリン分泌は血糖値が上がると亢進し、血糖値が下がると減少します。

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