妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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不妊症の分類

妊娠が成立するためには、排卵が起こり、卵子と精子が出会い、受精して着床するまでの間の条件が整う必要があります。
不妊症は、この過程のどこかに問題が起こります。
問題となる因子は単独の場合もありますが、不妊症の多くはいくつかの原因となる因子が重複して起こります。
さらに、明らかな不妊の原因が見つからない原因不明のものも多くあります。

器質性不妊症と機能性不妊症

不妊症のうち原因があきらかな不妊の場合を器質性不妊症といい、明らかな原因がないか、あるいは内視鏡検査を含めた現在の検査法で原因疾患の診断が不可能な不妊症を機能性不妊症(原因不明不妊症)と分類されます。

原発性不妊症と続発性不妊症

原発性不妊症とは、赤ちゃんを希望して正常な夫婦生活を営む男女間に過去2年以上1回も妊娠の経験がない場合をいい、続発性不妊症とは過去に同一男女間において少なくとも1回の妊娠経験があるにもかかわらず、その後、生殖可能な年齢にありながら赤ちゃんを希望して2年以上妊娠成立しない場合をいいます。
再婚者の場合や婚姻関係以前の第三者との生活における過去の妊娠、出産歴はこの中に含まれません。

難治性不妊症

不妊症の原因は単一とは限らず、多岐にわたっている場合もあります
。 一般的に不妊症は経過年数が長くなるほど、治療が困難となり妊娠する能力が低下します。
一般的不妊治療を開始してから3~5年以上経過しても妊娠成立しない場合、あるいは不妊原因が一般的な不妊治療では妊娠成立がまったくもてないような場合には難治性不妊症とよばれます。

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