妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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不妊症は病気なの

避妊をおこなわず、夫婦生活を続けると1年後には80%、2年後には90%のカップルが妊娠します。しかし、10%のカップルはその後もなかなか妊娠に至らないという報告があります。
この約10%のカップルが不妊治療の対象となります。
しかし、10%のカップルすべてが不妊でありかつ治療を必要としているというわけではありません。
例えば、通常の夫婦生活をおこなっているにもかかわらず、10年妊娠しなくてもカップルが妊娠をしたいと思わなければ不妊ではありません。
すなわち、不妊症はカップル自身が子どもを欲しいという願いのもとに、初めて成立する病気だといえます。
また、不妊症は、子どもが望めない以外は、治療をしなくてもとくに命にかかわる問題ではないため子どもを希望しなければ治療の必要性はなくなります。
子どもを希望する場合においては、不妊の直接的な原因の完治を望むものではなく、妊娠できたかどうか、妊娠・出産することが最終目的となっています。
これらのことから不妊症が病気であるとする見解には意見が分かれているの現状です。
不妊状態にあるカップルが赤ちゃんを希望して妊娠を得るためには、何らかの医学的診断、治療を必要とする場合を不妊症といいます。さらに、治療がうまくいき妊娠が成立しても、流産してしまったり、無事に出産しても赤ちゃんに問題がある場合もあり、一般的な病気とは異なります。

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