妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

潰瘍性大腸炎(UC)の治療薬免疫調整剤

潰瘍性大腸炎(UC)は過剰な免疫反応が認められることから免疫を抑える免疫調整剤が治療に使用されます。
潰瘍性大腸炎(UC)を治療するために使用される免疫調整剤には、アザチオプリン(AZA)や6-メルカプトプリン(6-MP)があります。

アザチオプリン・6-メルカプトプリンとは

アザチオプリン(イムラン錠、アザニン錠)や6-メルカプトプリン(ロイケリン散)は主にDNA合成阻害作用によって細胞の免疫抑制機能を抑制する作用する薬で通常、臓器移植時の拒絶反応を抑えるために使用されます。

アザチオプリン・6-メルカプトプリンの使用方法

潰瘍性大腸炎では主に副腎皮質ステロイドを減量するためや中止するため、シクロスポリンやタクロリスムなどで寛解導入した後の寛解維持療法で使用されます。

アザチオプリン・6-メルカプトプリンの治療効果

潰瘍性大腸炎(UC)におけるアザチオプリン(AZA)、6-メルカプトプリン(6-MP)の有効性に関してはさまざまな報告があります。
ステロイド依存性・抵抗性潰瘍性大腸炎(UC)に関する調査には、有効率が61~65%であるという報告があります。

アザチオプリン・6-メルカプトプリンの副作用

アザチオプリン・6-メルカプトプリンのの主な副作用には、白血球、血小板の減少が起こることがあり、出血しやすくなったり、貧血となったりすることもあります。
臓器移植の免疫抑制のために使用される薬ですから免疫の働きを抑えることにより、細菌やウイルスが繁殖しやすくなり感染症を起こすことがあります。
副作用を早期に発見するためにも定期受診で血液検査を受ける必要があります。ほとんどの場合、副作用の症状は休薬することで回復します。

スポンサーリンク