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潰瘍性大腸炎(UC)の治療薬ステロイド薬

潰瘍性大腸炎(UC)の治療薬には、ステロイド薬があり、ステロイド薬は強力な炎症抑制作用をもち、5-ASAとならび潰瘍性大腸炎(UC)の治療としては広く使用されている治療薬です。

ステロイド薬(副腎皮質ステロイド)とは

ステロイド薬(副腎皮質ステロイド)は、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用を示し、潰瘍性大腸炎だけでなくさまざまな病気に対して用いられています。

ステロイド薬の使用

潰瘍性大腸炎(UC)においてステロイド薬(副腎皮質ステロイド)は、基本的に中等症または重症の症例で5-ASA(ペンタサ錠・アサコール錠)の内服及び局所治療を行ない明らかな効果がない場合に使用されます。
一般的には経口剤が投与されますが、症状が悪く全身状態がよくない症例に対しては入院し点滴にて行う(ステロイド強力静注療法)場合もあります。

ステロイド薬(副腎皮質ステロイド)の治療効果

潰瘍性大腸炎(UC)においてステロイド薬(副腎皮質ステロイド)による治療効果に関してはさまざまな報告がありますが、寛解導入率は40~80%程度であるが、再燃率が30~60%とされています。
長期のステロイド投与ではリスクは効果を上回るとされ、ステロイド依存が起こることもあるためステロイド薬は効果とリスクがあるため慎重に投与されます。

ステロイド薬の副作用

ステロイド薬(副腎皮質ステロイド)の主な副作用は、顔がむくんだ状態になるムーンファイス、ニキビ、体重の増加、不眠、感染症などがあります。この他にも他に長期間の使用により骨粗鬆症や糖尿病、胃潰瘍などを起こしやすくなるなどの重篤は副作用がみられることもあります。

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