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潰瘍性大腸炎の発症時初期の内科的治療

潰瘍性大腸炎(UC)の発症時初期の治療が難治や難コントロール化の重要な要因のひとつであると考えられています。

潰瘍性大腸炎(UC)の診断

大腸炎症性疾患が疑われた場合、注腸X線検査や大腸内視鏡検査で潰瘍性大腸炎(UC)を診断し、さらに問診と内視鏡所見、腹部単純X線所見から重症度と範囲の診断が行われ、直ちに治療がすることが重要です。

全結腸炎型、左型結腸炎型の発症時初期治療

潰瘍性大腸炎(UC)の寛解導入は早目にSH剤(副腎皮質ステロイドホルモン製剤)を中心に強力治療が行われ、さらに十分な寛解状態に導くために免疫調整薬(アザチオプリン:AZA/6-メルカプトプリン:6MP)とメトロニダゾール、トラニラスト、局所療法などを併用する地固め療法が組み入れられます。免疫調整薬(AZA/6MP)は寛解導入後も25~100mg/日を副作用に配慮しながら2~3ヵ月間を目安に使用されます。
軽症や中等症であってもSASP(サラゾピリン)や5-ASA(ペンタサ)だけでなく、これらを基礎約としてSH剤(副腎皮質ステロイドホルモン製剤)を中心とした治療を発症時から行われます。中等度ではSH剤(副腎皮質ステロイドホルモン製剤)は点滴静注による投与がおこなわれることでこじらせずに短期間で寛解に導入されます。
治療効果は排便回数、便の水分量と粘血量で判断されます。

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