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潰瘍性大腸炎(UC)の内科的治療の基本方針

潰瘍性大腸炎(UC)は、再燃・寛解を繰り返す非特異的難治性慢性炎症で、まだ病因に迫る治療法がなく、完治や再燃、難治かを抑える確実な治療法がないのが現状です。

潰瘍性大腸炎(UC)の内科的治療の難しさ

潰瘍性大腸炎(UC)の内科的治療の難しさは、

  1. 潰瘍性大腸炎(UC)の原因が不明で原因療法がない。
  2. 内科的治療法の選択肢が少ない。
  3. 従来の治療法に有害事象を無視できないものがある。
  4. 病歴を変えることができる治療法がない。

潰瘍性大腸炎(UC)の内科的治療の治療方針

潰瘍性大腸炎(UC)の内科的治療の難しさから内科的治療の治療方針は、いかにして難治性UC(ステロイド依存性UC、SH抵抗性UC)に陥ることのないように炎症をコントロールしていくことであり、そのために内科的治療法は、寛解導入後長期にわたりコントロールしやすい状態に導くことを目的に選択することです。
コントロールしやすい状態とはサラゾスルファピリジン(SASP:商品名:サラゾピリン)やメサラジン(5-ASA:商品名:ペンタサ)のみで、あるいは局所療法を併用しながらコントロールできる状態をいい、すなわち寛解状態をできるだけ長期間維持し、再燃時は非SH療法で抑え小発作にとどめ、外科治療を最小限にとどめるように導くことです。

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