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潰瘍性大腸炎(UC)とその他の鑑別が必要な大腸疾患

潰瘍性大腸炎(UC)とその他の鑑別が必要な大腸疾患には以下のようなものがあります。

潰瘍性大腸炎(UC)と感染性腸炎の鑑別

感染性腸炎としては、キャンピロバクタ、病原性大腸菌、アメーバー赤痢、サルモネラなどによる腸炎、大腸結核などがあります。

潰瘍性大腸炎(UC)とその他疾患の鑑別

その他、鑑別する必要がある疾患には、放射線照射性大腸炎、リンパ濾胞増殖症、虚血性大腸炎、腸管型ベーチェットなども鑑別が必要とされる疾患です。
さらに、独立性直腸潰瘍、子宮内膜症、過敏性腸症候群、便流変更性大腸炎/空置性大腸炎(diversion colitis)、顕微鏡的大腸炎(microscopic colitis)などがあげられます。

便流変更性大腸炎/空置性大腸炎

1981年に報告された疾患で良性、悪性を問わず、人工肛門形成術をおこなった患者の肛門側大腸、直腸に発生するとされています。

顕微鏡的大腸炎

内視鏡検査でも注腸X線検査でも肉眼的には炎症を示唆する病変を認めませんが、慢性の水様性下痢症状を呈する疾患群を総称として用いられている用語です。
組織学的所見の軽度の非炎症を認めます。この疾患は、膠原線維性大腸炎、リンパ球浸潤大腸炎、巨細胞による微細な大腸炎があります。

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