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潰瘍性大腸炎(UC)の長期予後

潰瘍性大腸炎(UC)は、大腸にみられる慢性の炎症症状で多くは寛解と再燃を繰り返し、長い経過のなかでは、徐々に進行したり、合併症があらわれたり、内科的治療で症状の改善が望めなくなることもあります。

潰瘍性大腸炎(UC)の長期予後

潰瘍性大腸炎(UC)の長期予後は、Contorらの報告によると90%以上で良好であるとされています。これらの病院研究に対し、地域(疫学的)研究では軽症患者が多く、さらに良好な長期予後が報告されています。

潰瘍性大腸炎(UC)の活動性の推移

潰瘍性大腸炎(UC)の長期予後は、初回発作時に全大腸炎型でないもの、あるいは重症でないものは、経年的に活動性が低下するとされています。発症後5年で、中等度あるいは軽症例の内、活動性を保持しているものは約60%と推定されています。
軽症例でや中等症例では、経年的に活動性が著しく低下し、軽症例の約半年は6年後に活動性がなくなっていらという報告があります。このように潰瘍性大腸炎(UC)のの活動性は初診から5~6年で著しく低下することがわかっています。

潰瘍性大腸炎(UC)の長期予後に関する因子

潰瘍性大腸炎(UC)の長期予後に関する因子としては、初発重症度、症初病変範囲、初発年齢(若年者と高齢者の予後は悪い)、初回治療への反応性、慢性持続型への移行などが考えられています。

潰瘍性大腸炎(UC)の生命予後

潰瘍性大腸炎(UC)患者の生命予後は、過去健常人に比し不良といわれていましたが、現在では健常成人のそれと比べても不良でないとされています。

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