妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

潰瘍性大腸炎(UC)の発症と経過

潰瘍性大腸炎(UC)は特有の症状があり、それが増悪・寛解を繰り返します。
症状の内容と程度は病変の範囲と程度により異なります。病変が大腸に限局しているため症状は多様ではなく、重症例や激症例では症状が著しく高度であり、腸管合併症も関与しています。

潰瘍性大腸炎(UC)の発症

潰瘍性大腸炎(UC)の発症は、多くは緩徐なのですが、激症(電撃型)では発症は急激です。
潰瘍性大腸炎(UC)の初診時の自覚症状は、血便、粘血便、下痢、あるいは血性下痢などがほとんどの方にみられます。
欧米の報告では、血便の頻度は80~90%、わが国では70~90%です。

潰瘍性大腸炎(UC)の炎症の範囲と症状

潰瘍性大腸炎(UC)の自覚症状は、大腸の病変と範囲と重症度によって異なります。
軽症では、血便は少量で下痢を伴わず、有形便の表面に付着する程度のことも多く、痔出血と勘違いしてしまうこともあります。
一方、病変範囲が広く、潰瘍が深く、広範囲になれば水様性下痢と血便などはっきりとした自覚症状がみられます。
重症の場合は、便の塊はみられず、滲出液と粘液に血液が混じった状態となります。血便のほか、腹痛、発熱、食欲不振、貧血、体重減少などの症状がみられることがおおく、さらに腸管外合併症が主症状となることも少なくありません。

スポンサーリンク