潰瘍性大腸炎(UC)の病型分類
潰瘍性大腸炎の病状の拡がりにより全大腸型、左側大腸炎、直腸炎、右側あるいは区域性大腸炎に分類されます。
全大腸型
全大腸型とは、病変が脾彎曲部を越えているものをいいます。
左側大腸炎
左側大腸炎とは、病変の範囲が脾彎曲部を越えていないものをいいます。
直腸炎
内視鏡検査により直腸S状部の口側に正常粘膜を認めるものをいいます。
右側あるいは区域性大腸炎
右側あるいは区域性大腸炎とは、右側大腸,あるいはとびとびに病変部があるものをいいます。
直腸に病変を認めない場合には感染性腸炎との鑑別が必要な場合があります。クローン病や大腸結核との鑑別が困難で診断は経過観察や切除によおる病理の結果を待つ必要がある場合があります。
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