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MRI検査

MRIとは、Magnetic Resonanse Imagingの略で磁気共鳴画像といい、強い磁石と電波を使って体の断層像を撮る検査です。
MRI検査では、様々な病巣を発見することができますが、特に脳や脳血管、卵巣、前立腺等の下腹部、脊椎、四肢などの診断に関してとても有効な検査方法です。

MRI検査の原理

MRI検査の原理は、高磁場の磁石のなかで体内の水素原子核に電磁波を加えることで、そこから発生する微弱な電磁波をとらえる(核磁気共鳴現象)により、人体の断面画像を得る画像診断法です。
CTの情報はX線の吸収値だけなのに対し、MRIはコントラスト分解能が高く、パラメーター設定によりさまざまな情報が得られます。また、X線を使用しないため、放射線被爆がないのが特徴のひとつです。MRI検査の装置には、従来のトンネル(クローズ)タイプとオープンタイプがあります。

MRI撮像法の種類

MRI撮像法には、水分の強調をおさえて比較的脂肪を白く映し出す撮像法、水分だけを強調する撮像法、水分子の拡散運動を画像化したもの、造影剤を用いないMRI血管撮影、造影剤を用いたMRI検査、MRI装置を用いて胆嚢や胆管、膵管を同時に描出する検査などさまざまな方法があり、それぞれの臓器や器官、組織に適した撮像法があります。

MRI検査のながれ

造影剤を用いない検査の場合は、食事制限などがなく予約の時間に受診します。造影剤を使用する場合は食事の制限ありますので指示に従ってください。
検査着に着替え、身につけている金属類は全て外して下さい。特にピアス・ヘアピン・エレキバンには気を付けて下さい。
クレジットカード・テレホンカード・定期券などはMRI装置から発生している磁気のために使えなくなってしまいます。検査室には持ち込まないで下さい。
コンタクトレンズを装着している方は、必ず外して下さい。
MRI検査では、モーター台に横たわった状態でドーナツ形のスキャナーの開口部を通って移動し、スキャナーが体の周りを回転します。
検査中は可能な限り体を動かさないようにしましょう。
検査の途中で検査技師の方から息を止めるなどの指示がありますので指示に従いましょう。
検査結果は後日受診し説明が行われます。(郵送の場合もあります。)

MRI検査を受けることができない方

  • 心臓ペースメーカーを使用している方。
  • 人工内耳を埋め込まれている方。
  • 脳脊髄刺激装置を埋め込まれている方。
  • 可動型義眼を装着している方。

MRI検査を受けることができない可能性が場合

  • 脳動脈の手術を受け金属クリップを入れている方。
  • 金属製の心臓人工弁を入れている方。
  • 妊娠、又は妊娠している可能性のある方。
  • 刺青のある方。
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