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CT検査

CTとは、Computed Tomographyの略で、コンピューター断層撮影法といい、X線を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査です。

CT検査の原理

CT検査はX線を出すX線管球の部分と検出器を対にして回転させ、体の周囲を360度の方向から連続的にX線を照射し、検出器で測定されたX線の量をデジタル処理し、コンピューターで撮影したデータを処理することによって身体の内部を画像化します。
CT画像ではX線が通りにくい骨のような部位は白く、X線が通りやすい空気などは黒く表示されます。

CT検査の種類

CT検査は、単純CT検査と造影CT検査の2種類があります。

単純CT検査

単純CT検査は造影剤などの薬剤を用いないCT検査で、臓器の形状や性状を把握することができます。
単純GT検査は、主に脳内出血、組織の浮腫、骨の形態異常、肺の形態の異常などは造影剤を用いないで検査する方がより詳細に分析する事ができるとされています。

造影CT検査

造影剤を静脈注射して撮影するCT検査です。
造影CT検査は、血流に関する情報が得ることができるため単純CTでは分かりづら腫瘍性病変や血管系の診断に役立ちます。
ヨード系造影剤の使用によって以下のような副作用が引き起こされる可能性があります。

  • 軽い副作用:吐き気、嘔吐、動悸、かゆみ、発疹などがあります。
  • 重い副作用:血圧低下、呼吸困難、意識障害などがあります。

CT検査のながれ

造影剤を用いない検査の場合は、食事制限などはなく予約の時間に受診します。造影剤を使用する場合は食事の制限ありますので指示に従ってください。
検査着に着替え、検査台に横になります。(アクセサリーなどは全て外します。)
CT検査では、モーター台に横たわった状態でドーナツ形のスキャナーの開口部を通って移動し、スキャナーが体の周りを回転します。
検査中は可能な限り体を動かさないようにしましょう。
検査の途中で検査技師の方から息を止めるなどの指示がありますので指示に従いましょう。
検査結果は後日受診し説明が行われます。(郵送の場合もあります。)

腹部CT検査

腹部CT検査は、肝臓がん・胆道がん・膵臓がんなどの腹部臓器原発の悪性腫瘍の有無と進行度、リンパ節転移の有無などがわかります。
また、腹痛が急激に起こり、下痢や嘔吐などがともなう急性腹症が起きた際に、その原因となる消化管穿孔、胆石、胆嚢炎、膵炎、黄疸、尿路結石、解離性大動脈瘤、膿瘍などが見られないかを診断する際にも用いられます。

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