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便失禁とは

便失禁とは、本人の意志に反して便が漏出する現象のことです。

便失禁の原因とは

便失禁の原因は加齢や出産、手術などさまざます。

  • 加齢による肛門括約筋が衰え。
  • 経膣分娩にともなう肛門周囲の括約筋あるいは神経の損傷。
  • 直腸脱や直腸腫瘍などの直腸肛門の病気。
  • 直腸癌の手術後。
  • 運動機能障害、認知症などによる、機能的な障害。
  • 薬の副作用、下剤の乱用など。
  • 脳卒中、脊髄神経の損傷などによる神経系の障害。

便失禁の症状による分類

便失禁の症状による分類は以下のようなものがあります。

  • 漏出性便失禁:無意識のうちに便が漏れている状態をいい便失禁の49%を占めます。
  • 切迫性便失禁:便意を感じるが、我慢できずに漏れてしまう状態をいい便失禁の16%しめます。
  • 混合性便失禁:漏出性と切迫性の両方がある状態をいい便失禁の35%占めます。
  • 腹圧性便失禁:腹部に腹圧がかかった時に便が出てしまう状態をいいます。
  • 溢流性便失禁:便秘の症状があり、たくさんたまった状態の時に便が溢れ出てくる失禁です。
  • 機能性便失禁:排便に関する判断や動作ができないために漏れる症状です。

便失禁の受診のながれ

便失禁は、消化器内科、肛門科、泌尿器科、婦人科のさまざまな原因で起こり、何かを受診すればよいか困ることもあります。
最近は、直腸肛門外来などを設けている病院もありますが、一般的には肛門科を受診するとよいでしょう。
便失禁の受診のながれは、直腸肛門外来や肛門科を受診すると以下のような順序で診察がおこなわれます。病院によっては予約制のところもありますので確認しておきます。便失禁の受診のながれは、問診、診察(腹部の診察、直腸診など)、検査(肛門内圧検査、直腸バルーン知覚検査、大腸通過時間測定、直腸造影検査、肛門超音波検査、大腸内視鏡、大腸CT大腸内視鏡、大腸CT)、医師からの説明、治療方針などがおこなわれます。

便失禁の治療

便失禁の治療法には、薬物治療、食事指導、アナルプラグ、低周波治療、バイオフィードバック訓練、順行性、逆行性腸管洗浄、手術療法などがあります。

便失禁の食生活の改善

  • 排便する習慣をつける。
  • バランスのとれた食事に心がける。
  • 適度な運動をおこなう。
  • 食物繊維の摂取に心がける。
  • アルコールの過剰摂取は避ける。
  • 水分の摂取の調節をおこなう。
  • 規則的な生活に心がける。
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