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腸内細菌とコミュニケーション能力に関する研究

性格だけでなくコミュニケーション能力までもが腸内細菌が関係している可能性があることがわかってきました。

腸内細菌がコミュニケーション能力にも関係

マウスはヒトの耳に聞こえない超音波で呼びかけを行っています。
マウスはこの超音波による鳴き声や呼びかけでオスはメスに求愛行動をとるのですが中には呼びかけの回数が少なくコミュニケーション能力の低いマウスがいます。
普通のマウスでは、オスはメスに対して3分間に420回の呼びかけを行っています。
コミュニケーション能力の低いマウスでは1/3程度の呼びかけしか行っていません。
カルフォルニア工科大学の神経生物学者イレイン・シャオ氏はコミュニケーション能力の低いマウスの血液中にある物質が増加していいることを突き止めました。
腸内細菌が作る『4EPS』という物質で、この腸内細菌が作る物質が脳に悪影響を与え、コミュニケーション能力の低下を引き起こしていると考えました。
そこで腸内細菌が作る物質がコミュニケーションに関係していることを証明する実験を行いました。
4EPSという物質が増加している呼びかけの少ないコミュニケーション能力の低いマウスに対して4EPSを取り除く薬を投与しました。
その結果、
呼びかけの少ないコミュニケーション能力の低いマウスの呼びかけの回数が大幅に増え、コミュニケーション能力が改善しました。
脳と腸内細菌の関係を探る研究は最もあつい研究の一つである考えられています。

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