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腸内細菌が全身の健康に影響

最先端の遺伝子解析技術で腸内フローラの研究が進み、腸内細菌が全身の健康に影響を与えていることがわかってきました。

腸内細菌と病気

腸内細菌が全身の健康に影響を与えていることがわかってきました。
がん、糖尿病、肥満、アレルギーなど、これまで30以上の病気で腸内フローラの関係が見つかっています。
このことは、医学を大きく進歩させ、腸内フローラは既に治療にも生かされています。

腸内フローラを使った最新医療

腸内細菌が全身の健康に影響を与えていることがわかってきました。

腸内フローラとクロストリジウム-ディフィシル感染症

腸内のディフィシル菌だけが異常繁殖し、全身に不調が出る病気であるクロストリジウム-ディフィシル(あるいはクロストリジウム-ディフィシル)感染症は現在治療法がなく、アメリカでは年間1万人以上が死亡しています。
このクロストリジウム-ディフィシル感染症に対して、ここ2年ほど急速に効果をあげている治療法が「便微生物移植」があります。
便微生物移植とは、健康な人の便を水100cc程度で希釈し、それをチューブで直接患者の腸内に注入する治療法で健康な人の腸内フローラをそのまま移植する治療法です。
アメリカの報告では、クロストリジウム-ディフィシル(あるいはクロストリジウム-ディフィシル)感染症に対し便微生物移植を行った結果、8割から9割の方が改善したという結果が出ています。
便微生物移植に対する欧米のガイドラインとしては、他の治療法が効かない症例に対してはこの治療法を強く薦めれている。
日本では、まだ臨床試験の段階で全ての病院では行われていません。

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